約束された、障害者の記録

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2019年11月21日 同部屋患者の話~病室は問題だらけ

同部屋の向かいの人が、院内でも有名な困ったちゃんだったのだ。実際に、迷惑を被ったのは事実。
彼女は緊急で何度か担ぎ込まれているらしいが、現役の会社員で近所の有名モールで働いているらしい。同部屋だから、終始訪れる人との会話も聞こえる。老けては見えたが、60代後半かな?娘さんがこられた時は、そこそこ会話もはっきりしてるように感じたが、娘さんが帰ったとたん、精魂尽き果てたように、食事もそこそこに寝てしまう。その後、数時間たって疲れが取れたらしく眼が覚め、それから朝まで結構な声量で独り言


何だかんだ言って、ナースコールを押しては、看護師が来る前に自分で歩いてトイレに行こうとする。「あなた達は忙しいし、迷惑かけられないから」というのが持論らしい。
熱が出てるもんだから、トイレに行くのにも転んだりしてるのだ。自分は大丈夫と思っても、体が言うことを効かない。けど、迷惑おばさんの気持ちもわかる。
私も、痛みで眠れないというのもあるし、興味深いし、私自身、認知症に近い症状である、高次脳機能障害者なので、その症例を「生」で受け取ろうと思った。
ご自身も、ご家族も気づいていない、いわゆる軽い”認知症”だと思う。自分は現役のプライドがあるからそれを、娘の前でも必死で見せるが、その後は、脳が混乱を起こしてしまう。たぶん、そんなところだと思う。


もう一人の同部屋の方は、もっと悲惨。看護師の問いかけに、何とか応えられてるようだから、意識は、鮮明。だが、自身で痰がはけないので、夜中だろうが、お構い無しに、看護師がやってくる。ネブライザーと呼ばれる機械で痰抜きするのだが、これが結構大きな音がする。身動きは全く取れていないご様子。勿論、尿管カテーテルの上に、オムツ。独り身なのか、誰一人見舞いにもこなかった。少なくとも、同部屋だったまでは。こういう方こそ優先すべきだと思うが、そう簡単にはいかない。何しろ隣のおばさんが、夜行性のモンスター患者だから。



夜間担当看護師を巻き混んで色々やらかすので、昼間はずっと寝てた。色々検査とかもあるので、なるべく起きててくださいね。とは、いわれてたが。
「○○ちゃんは、元気そうだったな」、と身内の心配をしているくらいは、まだいい。とにかく、「痛い、痛い」の連呼。私も全く同じ状態だったが、わざわざ口に出すか!暇さえあれば口癖のように繰りかえす。「あ~、かったるい」、「もう、いやだ」。これが延々と朝まで繰り返されるのだ。
看護師に、他の患者さんもいるので静かに、と叱られるものの、ざ·他の患者の私が、何も言わないのをいいことに、居なくなったとたんに、喋り出す。さっきまで、対応した看護師の悪口だ。
看護師とのやりとりを、「何でそんな言い方するのかねぇ~、もぉやになっちゃう」。と、独り言。
こんな具合が、3日くらい続いた。


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