大病院へ、GO！
ドキドキの嗅覚試験だ。しかし、一体どうやって？？
こんな検査など、自らすすんで受ける人は稀なのだろう。

家族がいた頃は、誰か一人以上が、必ず病気やけがで、通院中か入院中だった。
もちろん、家族全員、手術を受けたことがある。

こんなにも、幼少時より病院通いになれていると、今では検査マニアになってしまっていた。
「こっちは40年来、生粋のプロ級患者ですけど」ってなもんだ。

さて、検査は予約時間前に始まった。
めんどくさい、めったにやらない検査は、さっさと終わらせたいのだろう…。

T&Tオルファクトメータという試験。
5種類のニオイのする液体がボトルに入っている。
5段階の強さでそれを判別する、というものだ。小さな紙をチョコんとつけて、次々と渡される。
「ちょっ、待てよ」
次々、”ニオイ紙”が来る。全然わからん・・・。
そうとう、焦る。あれ？臭うけど何の匂い？

途中で、中で”ハッ”と、やっとわかった気がした。
「レモンみたいなのが、腐った感じ？」
腐ったミカンと言えばよかったのかな？
世代、違うか。

コミカルに焦ってるように見えたのだろう、けど、さ。

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