約束された、障害者の記録

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2019年11月20日 ICU卒業♪ ~眠れない夜が明け

夜中に、痛みで限られた動きしかできない中で、必死でスポーツ飲料をコップに入れたり、濡れタオルを、拭けるところが残ってないくらい、必死で使いまわしたり。声を出すのも辛いから、頼めない。


ようやく、次の麻酔で眠れた直後に、お姉ちゃん先生が「どう?」と話しかけてきた。折角眠りにつきかけたのに…。まだ7時前。今考えると、こんな時間に。患者のために必死なんだな。


同じ年に、同じ病院に入院してた母も言っていたが、母の主治医K部長は大体、毎朝、同じ時刻に、一人で顔をだし、カーテンを勝手に開けて無言で帰る。そのことを不思議に思った他の患者が、「何でK先生は、朝2回も来るんですか?」と、看護師に聞いていたらしい。「あ、あれはK先生なりの挨拶なんです」。その後8時くらいに、お付きの先生と共に普通の夜中に、痛みで限られた動きしかできない中で、必死でスポーツ飲料をコップに入れたり、濡れタオルを、拭けるところが残ってないくらい、必死で使いまわしたり。必要なら、頼めばいいのだ。声を出すのも辛いから、


回診があっていたらしい。患者が気になってしょうがないのかな?失礼ながら言うと、一種の職業病だ。


集中治療室ともいわれる、ICUは、夜中でも常に他の患者のアラートもなるので、部屋は開けっ放しだ。「病院スタッフも、普通の声量でしゃべるし、眠れないだろうから早く一般病棟に行こうね」と言われていて、そうなることが決定した。


ICUでは朝食前に部長以上クラスの朝回診があり、K部長もその中に居た。実は、母の介護休暇でK部長には何度も会ってたのだ。私の主治医が今回の病状を説明する間、「えっ?」という顔で、他の先生方が次の患者さんの部屋に行く前に、私のネームプレートを二度見して、わざわざ他の医師が次の部屋に移るのを待ち、「・・・大変でしたね」と。
「てへっ」という顔するしかなかった…。

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