緊急なのは、間違いなかったらしい。気になったのは、来る医者、看護師が、十段楷評価で、今の痛さや辛さを求めて来ること。今まで一番痛かった時を10だとしたら、今の辛さ、痛さはどれくらいですか、と。入院歴は数あるが、こんなこと聞かれたの、初めてだった。最初は戸惑いながら答えてたが、余りにしつこいので、後半は適当に答えた。

ICUに居た時は、9あたりと報告していた。痛みとは別の辛さとして、刑務所の懲罰房に入れられた感じ。”自由が効かない”と、いう意味で。

手術後は、麻酔も切れて次は６時間あけないと点滴に入れられないし、いろんなところを骨折してるので、身動きも取れない。動くたびにおきる痛みをただひたすら我慢するのみ。
中学の頃、斜視の手術を受けた時も同じだった。その時は、ちょっと体を動かしただけでも目玉は水に浮いてるようなものなので、手術の麻酔が切れてるので、当然激痛が続く。トイレに行くのも苦労した。

丸一日ぶりの夕食が来た。執刀医に、お粥で、と言っておいた。気胸で、話すのも億劫だし、咀嚼する力を出せる自信もなかった。実際食べ残した。気力が持たなかった。
担当看護師が二人体制でついてくれて、来るたびに、「今、何時ごろですか？」と聞いていた。帰ってくる答えが、たいてい1時間しか経ってないのだ。腕時計は右も左も、何かが繋がっていたので、付けられず。しかも、左目失明、右目緑内障で4分の１しか視界がないから、後ろの心電図（そこには時間が示してある、多分）も見えない。ピーピーなるたびに頑張ってみようとしたが、痛みであきらめた。（実際はない）

残る不安は、排尿、排便だ。執刀していただいた、宝塚みたいなかっこいいお姉ちゃん先生が、手術の際や会話の具合で感じたらしく、多分、「この子は大丈夫でしょう」と、尿管に管を入れずに、自力でポータブルトイレでやれると、判断したらしい。まぁ、患者には尿管カテーテルはとにかく評判悪い。透明な袋へ無意識に排尿される。単純に恥ずかしいし、特に男性は尿道が長いので、抜くときに激痛、女性でも、尿のコントロールができない。

点滴が入っているので、いやでも尿意が訪れる。3回くらいかな？担当の看護師は二人体制。若いがベテランっぽい人は、救急に手慣れ過ぎた感じで、「自分のタイミングで起きれば？」と冷たくあしらわれた。わかりますよ、痛みを訴える患者は毎日見てるでしょう、救急科の看護師だから。別に恨みも何もないし、一夜限りだが、未だに顔は忘れない。
私は、その相方の方が好きだった。看護師にとっては、カテーテル＆オムツの方が楽なのだ。ポータブルトイレに向かう際、「手を貸してもいいですか？」とか、漢方薬を口に入れてくれたりもした。首を傾けるのもつらかったので、本当に助かった。名前もわかんないけど、単に心根が親切な方だったのかも。ありがとうございました、その節は。結局、痛みでほぼ眠れなかったが。その方の顔は覚えていない。

【 禁煙方法 02】肺気胸の入院・手術で痛かったベスト３とタバコを辞める方法を教えます
【極論】煙草をやめられる（かも知れない）？動画かもね。
私も脳梗塞で倒れるまでは、職場ではこっそり、巻きたばこ。
家では↓こういうキセル↓中心で集めてた。

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