約束された、障害者の記録

闘病<膀胱炎、眼球破裂、肺炎、虫垂炎、鬱、副鼻腔炎、脳梗塞、高次機能障害、緑内障、突発性難聴、鎖骨骨折、神経失調性失神、多発性肋骨骨折、腰椎圧迫骨折、外傷性気胸、骨粗鬆症、坐骨神経症、頚椎症>


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2019年11月20日 一般病棟へ~地獄から生き地獄へ

退院するまで約一ヶ月、ずーっと救急科病棟だった。泌尿器科が、同じ階で4人部屋でも混在してた。老人しかいなかった。
一般病棟に移動後は、鎮痛剤が点滴から、薬に変わった。救急科では、2人の医師が、時間があったらという感じで回診してくれた。執刀医のお姉ちゃん先生はあくまでも、救急手術をしただけの医師という扱いだった。その後、顔を合わせた時には、軽い会話の相手をしてくれた。本当は、担当でもなく、主治医でもないのに、執刀医だったというだけで、気にかけてくれたのだと、後から知った。


次に部屋に顔を出して説明してくれたのは、関西弁の30代前後の若い、ちょいイケメン先生。その超真面目で冗談も通じそうもない、お兄ちゃん先生が、痛みを我慢してると身体が弱るし、最大3錠まで許されてるので、ちゃんと言ってくださいと言われ、ホッとした。一番話をよくきいてくれ、専門的過ぎてよくわからなかったが、凄く説明してくれた。


でも、救急科だからか、毎朝の定期的な回診もないし、実際、誰も来てくれない日が多く、不安でたまらない事が多かった。今日は、何の検査が予定されてるのか、看護師に聞いても、医師の指示が示されてないからわからないとのことが多くて、はっきり知りたい患者にとっては困った。


救急科に入院する患者は長くても一週間程度で退院し、処置が済んだら他の科や別のクリニックなりに、移ったりする。が、私の場合、元々の原因が失神だし、その病院の精神神経科整形外科の受診も、入院中に予定されていた。退院後は、念のため、呼吸器外科も予定されていた。それらを受診しないと退院は許可できないという、主治医の強い思いがあったらしい。


私の祝!一般病棟デビュー。のはずだったが、そこは緊急科病棟、そんなに甘くはない。ICUに戻しておくれ~!大袈裟に表現すると、「生き地獄」だった。
結果、3日間くらい、全くと言っていいほど、ろくに眠れなかった。


「肌身離さず、持ち歩いてね」
としつこくお姉ちゃん先生に言われ、ペットのように連れまわった機器。
チェスト・ドレーン・パック」ちゃん。

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