半年に一度の視野検診の日が来た。こればかりはいつものように安心・安全な受診というわけにはいかない。
が、前回の数値と変わりはなかった。安心、安全だった。

そういえば、年金機構から連絡がきた。視覚障害については不公平が多く、障害者者本人や家族が長い間訴えていたらしい。

点字にもなってる。”両眼の視力”から””良い方”の眼”とある。言い方を変えると、片目が見えないだけで年金が受けられる可能性があるというものだ。隻眼の方の積年の希望が採用されたのだ。私の場合は、そもそも２級なのでこれ以上上がることはない。

第一、私は小学2年の時に、近所のガキ大将と仲良く遊んでて事故にあったから、片眼になっってからの方が断然長い。子供だったから、あっさり失明という事実と不便さを受け入れた。そもそも”障害”という概念がないまま社会人になり、上司に「きっと、年金もらえるよ」と言われ、驚いた。早速、区役所に相談に行って恥をかいてしまったことがある。
確かに片目だと、こんなことができなくなる。（なった）
・立体感覚がなくなる・人や物にぶつかりやすい・バイクや車で事故りやすい・下り階段が怖い・キャッチボールができない・テニスや野球は空ブル、など。

でも、学生時代は調子に乗った子だったので、球技体系などは、無邪気に張り切って全競技出場していた。何とかしていたみたいだ。
こんな調子だったから、年金欲しいという発想には、とてもいたらなかった。

だが今、ここまで症状が重くなって、歳を重ねると、手帳も年金もとても助かっている。家出して年金を払えるようになって、ホントに良かった。父親が税金関係払うことに理解がなかったのだ。

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