一度ドレーン設置は失敗（？）されてるので、今度はお兄ちゃん先生が、新人看護師を引き連れ丁寧にやさしく説明しながら、ベッドの上で、差しなおしてくれた。そのあと、間違いなくその時置き忘れたのだろう、医療用ガーゼが私のキャビネットに入っていた。
困ったおばさんの禁食（検査の為に食事を抜く）を医師が指示しなくてはならないらしいが、お兄ちゃん先生は、それを忘れて帰ったらしい。看護師が困っていた。やれやれ、お姉ちゃんもお兄ちゃんも、何かどっか、抜けてるなぁ…。

もう一週間ほど、髪をあらってないと軽く主張してみたけど、「スタッフの介助があれば何とかします」と看護師から言われ、いや、とんでもない、看護師もアシスタントのスタッフの方も相当忙しいのに、そんなこと頼めない…。断った。冬だし、ぼさぼさになってる髪が気になる程度だったので。においは発してかもしれないが。

抜くのは抜糸くらい緊張するのかと思ったが、見えないところでやられてのであっという間だ。ようやく、管も点滴も取れ、実質ともに、何もつながってない、自由の身になった！

立派なシャワーデビューだ！母が持ってきてくれた、サンプル品の一回きりのシャンプーと、コンディショナー。いつも気さくに話しかけてくれる看護師さんが、「うわぁ、いい香り。普段、老人ばっかり相手していると、大小の匂いだらけで、新鮮！どのブランド？」でも袋をすててしまったので、わからないというと、次の日もわかったら教えてくださいね！と。社交辞令だろうが、何だか嬉しかった。