2021年コロナ疑惑 PCR検査@総合病院
朝一で総合病院に向かう。救急入口近くに建てられた、プレハブが発熱外来となっている。
まだ誰も来院してなかった。受付で症状、電話した旨、を説明。また問診表を記入。
暫くすると、車いすに乗った初老の叔父さんと、おじさん2人組が入ってきた。どういうコンビなのだろう??救急に行ったが熱が出たから、こっちに誘導されたらしい。それから、学生っぽい男の子と母親が。水も飲めないくらいの発熱で辛いという、学生。見るからにきつそうだ。
看護師さんが詳しく話を聞いてくれた。既往歴は脳梗塞と緑内障しか書いてなかったが、「他にないですか」と掘り下げられた。骨折の事を話し出すと、循環器での検査入院まで続けることになる。「大変だったのですね、若いのに」そっか、やっぱりそうなっちゃうのかぁ。人に話すと。若いのに、というのが気にはかかるが。
後から来た車いすのおじ様たちが先に、血液検査に呼ばれた。10分ほどして私。私は内科の若い先生の診断だ。先ほど看護師さんに話したことを、先生がカルテに移す必要があるのだろう、繰り返し説明した。現在の状況を特に詳しく。先週、診察を断られ、すくなからず落ち込んだが、やはり「耳鼻科さんは神経質になってる」のだという。
診断の結果、恐らくコロナ陽性ではないが、耳鼻科に罹れるよう、PCR検査をするという。鼻でもできるが、辛いので3㏄の唾液を取る方法を選んだ。
結果は、明日の夜か明後日の朝、電話で知らせるという。それまでは、ウイルス拡散、療養に気をつけろという。
そもそも、隔離された場所で検査している。結果が出るまで、人を避けるべきだろう。どこにもよることもなく、歩いて家路についた。
定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2020年後半 (論創ノンフィクション 010) 新品価格 |