約束された、障害者の記録

闘病<膀胱炎、眼球破裂、肺炎、虫垂炎、鬱、副鼻腔炎、脳梗塞、高次機能障害、緑内障、突発性難聴、鎖骨骨折、神経失調性失神、多発性肋骨骨折、腰椎圧迫骨折、外傷性気胸、骨粗鬆症、坐骨神経症、頚椎症>


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2019年11月28日 看護師さんとの小さな交流

この病棟は、泌尿科以外の救急患者は、2、3日でいなくなる。この病院は、患者ごとに二人チームで2交代制で担当になる。余裕が出てきた頃には、やっとマスク越しに顔を覚えられるようになったくらいだ。

性格以外、ハリセンボンの春菜に似てる看護師さんが、スマホケースを見て、あら素敵♪私なんてまだガラケーですよ。後日、「Iさんって美術関係の事好きですよね?そういう仕事とかやってるんですか?」と。いつも机上に置いてる文庫本に、こないだ六本木ヒルズで開催されたバスキア展のポスターを使ったカバーを見て、そう感じたのかもしれない。これって、例の社長の所持している作品だから、な~んか嫌な感じ...。いえ、ふつーのサラリーマンですけど…。

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ストラップのグレートフルデッドは、古き良き(?)伝説のウッドストックに参加した、ヒッピー時代サイケデリックロックバンドだ。大好きなんだ~。
何でデザイン関係の仕事をしてると思ったのか聞くと、「何となく、雰囲気でね、ふわぁ~っと感じたんですよ」。
私の持ち物から連想したんでしょ。
でもよくよく考えたら、そういう仕事を15年前は、やってた。すっかり忘れてた。


プロダクトデザインといえば格好いいが、日本の青果物の売り場の常識を変えるようなパッケージデザインを作成し、売り場に並べていた時期があったんだった。


一応一年間、土曜日のみのDTP専門学校に通った。そこでは、普通に仕事の電話もかかってくるし、眠気に襲われさぼり気味だった。最後は尻つぼみに終わった。で、天下のADOBEの監修を手伝ったという学長に、デザイナーはあきらめなさいと言われて終わった。やな思い出。
でもそのおかげで、プラ袋や段ボール、シールに至るまで、素人なりに作成し、デザイン一つで売り場、消費者と従業員、市場の業者の意識を変えることができたと思う。


海外の社内会議に参加した時に「これだ!」と思った包材を、日本に持ち込もうとして、あっさり包材業界に断られた。その後、職場を去ることになったが、引き継いでくれた方がいて、今では、普通に流通してる。そんなイケイケな時代もあったのだ、私には。今、コストコにある、八角形の箱、じゃがいも、玉ねぎ、カボチャなどに使われている、ビンボックスだ。


その看護師さんは、外来で過去に仲良くなったであろう入院患者に偶然会ってる様子をみた。お互い嬉しそうに話していた。そういう方なんだろう。少しばかり、じゃりン子チエのヒラメちゃんに似てるところがあるが、だからこそ、わかる人には伝わる優しさを持ってる方なのだ。ついでに私も、と、挨拶すれば、もっと喜んだに違いない。が、私の悪い癖だ。意味もなく、気恥ずかしさで声をかけられなかったのだった。今でも悔やまれる。

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