毎朝、わざわざ私を選んで朝一に選んでるらしい。なぜだろう。9時に来て、リハビリ室に来れない相手をするには、「一緒に歩く」が、メイン。慣れてきたら、階段を一往復。 後でしっかり、リハビリ料として請求されるのはわかってるが、一人の他人を占拠できる貴重な時間だった。話し相手が欲しかったのだ。本当は、治療... 続きをみる
2019年11月のブログ記事
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管が抜け、階も解禁になった。2階のセブンイレブンに行ける! だが、スタスタ歩く自信がなかった。4つ足で立つ杖を突いて歩いていた。母が面会に来たので、デイルームに向かった。意外と寒かったので、上着を取りに戻り、廊下で着ようとしたが、うまくいかない。視線を感じた。ナースセンターからお姉ちゃん先生と看護... 続きをみる
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この病棟は、泌尿科以外の救急患者は、2、3日でいなくなる。この病院は、患者ごとに二人チームで2交代制で担当になる。余裕が出てきた頃には、やっとマスク越しに顔を覚えられるようになったくらいだ。 性格以外、ハリセンボンの春菜に似てる看護師さんが、スマホケースを見て、あら素敵♪私なんてまだガラケーですよ... 続きをみる
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第2次困ったおばあさんのおかげで、4人部屋を独り占めできた! その日は、誰も気にしなくていいので、思いっきり、自由な行動ができた。例えば、独り言いったり。テレビを消灯後につけていたり。読書灯を点けてのパズルや読書漬け。廊下の明かりを頼りに文字を貪る必要もない!何時まで与えられているかも分からない自... 続きをみる
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あまりにも私が痛がるので、腰のMRIを撮ることになった。 自身、持病だと言っていたし、看護師も医師も、そう受け取っていたのだろう。 と言うより、最初に搬送された段階で「疑い」と診断され、コルセットの準備をした時点で、腰椎骨折は十分以上の証拠があった。緊急病棟の悪いところだ。あまりにも、手のかかる患... 続きをみる
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とうとう部屋は新しい困ったおばさんと二人きりになった。いわゆる、入院初心者だ。前に居た病院でも点滴を抜いてたらしいというのは、息子さんの話。前にも入院してたのに、いまだ慣れないという意味で。(患者の心得というのを知ってほしい!)病院はホテルではないのだ。 息子さんにも注意されたのに、何度も点滴を勝... 続きをみる
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一度ドレーン設置は失敗(?)されてるので、今度はお兄ちゃん先生が、新人看護師を引き連れ丁寧にやさしく説明しながら、ベッドの上で、差しなおしてくれた。そのあと、間違いなくその時置き忘れたのだろう、医療用ガーゼが私のキャビネットに入っていた。 困ったおばさんの禁食(検査の為に食事を抜く)を医師が指示し... 続きをみる
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朝から、看護師がざわついていた。寝たきりの患者さんの点滴が漏れていたらしく、でも、何も主張できない彼女は、そのまま我慢していたらしい。ナースコールも押せなかったのか。布団もパジャマも全部、びしょぬれだった。なんとも痛ましい…。誰が失敗したのかもわからない看護師に、とても迷惑しているが、誰にでもある... 続きをみる
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入院前から九州場所が始まっていた。 上京前、3か月ほど、母の勤務先のつてで、大相撲九州場所の先発部隊の手伝いという珍しいバイトをした。当時は若貴ブーム真っ只中で今でいう、なんちゃってスー女だった。隣の市の英雄である魁皇が勝つと、花火が上がる。隣の中学のたぶんガラス屋ヒロ君だ。その頃、高3の秋、母親... 続きをみる
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病棟での朝の看護師の回診は早い。概ね、7時前。いつも通りのバイタルチェック。血圧や脈拍、酸素量を人差し指で取られる。聞かれないことはあったが、大小の数も聞かれる。普通、入院中は運動量が減るので、便秘になりがちで、出たときに限って、一度も聞かれなかった。せっかくの成果を自慢したいのに…。 ホントに言... 続きをみる
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全二回、同じ病院で入院したし、終始病室を移動したが、全て窓際ではなかった。 入院当初、点滴中で我慢しても夜中に3回はもよおすが、例にもれず人事不足が激しく、ナースコールをしても、なかなか来てくれない。実際、この階はコールの数が半端なく多かった。もちろん自力でトイレに行けないので呼ぶようにと言われて... 続きをみる
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同部屋の向かいの人が、院内でも有名な困ったちゃんだったのだ。実際に、迷惑を被ったのは事実。 彼女は緊急で何度か担ぎ込まれているらしいが、現役の会社員で近所の有名モールで働いているらしい。同部屋だから、終始訪れる人との会話も聞こえる。老けては見えたが、60代後半かな?娘さんがこられた時は、そこそこ会... 続きをみる
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退院するまで約一ヶ月、ずーっと救急科病棟だった。泌尿器科が、同じ階で4人部屋でも混在してた。老人しかいなかった。 一般病棟に移動後は、鎮痛剤が点滴から、薬に変わった。救急科では、2人の医師が、時間があったらという感じで回診してくれた。執刀医のお姉ちゃん先生はあくまでも、救急手術をしただけの医師とい... 続きをみる
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夜中に、痛みで限られた動きしかできない中で、必死でスポーツ飲料をコップに入れたり、濡れタオルを、拭けるところが残ってないくらい、必死で使いまわしたり。声を出すのも辛いから、頼めない。 ようやく、次の麻酔で眠れた直後に、お姉ちゃん先生が「どう?」と話しかけてきた。折角眠りにつきかけたのに…。まだ7時... 続きをみる
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2019年11月19日(手術後) 胸腔ドレナージ挿入、ICU
緊急なのは、間違いなかったらしい。気になったのは、来る医者、看護師が、十段楷評価で、今の痛さや辛さを求めて来ること。今まで一番痛かった時を10だとしたら、今の辛さ、痛さはどれくらいですか、と。入院歴は数あるが、こんなこと聞かれたの、初めてだった。最初は戸惑いながら答えてたが、余りにしつこいので、後... 続きをみる
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救急扱いで搬送され、精密検査後、多発性肋骨で折れた骨が肺にささり、肺挫傷。おまけに腰椎骨折の疑いありだと。 (肋骨折れての外傷性気胸は、あのブラックジャックが幼少期のトラウマになったほど。息苦しいのと、骨折の痛みが同時だから) ブラック・ジャック The Complete seventeen Vo... 続きをみる
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余りにも痛むので、2階から母の携帯に電話し、どうにかしてもらおうと思った。でも、我慢した。きっと彼女は寝てるから。 おしっこしかぶった(方言です)後、もう一度もよおし、それはどうにか頑張って何とか、起き上がりトイレまで行くことができたが、痛みにうんうんうなってると、流石に、母が気づいた。 で、その... 続きをみる
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平成25年1月にもやもや病という脳梗塞を発症し、会社にも復帰した2年後くらいに、自律神経失調症に悩まされていた。何度か失神したことがあり、循環器内科にも診てもらったことがある。その時は、降圧剤の飲みすぎ、倒れるのは当たり前と言われた。心臓には全く問題はなかった。 このところも、見えない障害である、... 続きをみる